2010年2月10日水曜日

ruruxu/sinnコンピ用の曲を録音



ruruxu/sinnが録音するのは「キャンディーズの暑中お見舞い申し上げます」だという。
レーベル側からの話で決まったのかな?
一体どうやるんだ?!と思ったけども、年末のライブでも一度聴いたし、練習の音も事前にこんな感じと聴かせてもらっていた。距離感のとり方がうまいというか、結構原曲のまんまなんだけど、結構違う。あとで聞いたらメンバー殆どこの曲知らなかったらしい。世代的には当然か。

で、1月16日。(2010年です)
セッティングから片づけまで含めてスタジオ8時間作業。
なんとかオーバーダビングのギター3本程度とボーカル、コーラスの録りまで終了できた。

まずはG、B、Drの三人でのベーシックの録音。

マイクのセッティングなど。
Dr
トップをステレオ→JTS TX-9(コンデンサーステレオ)×2
スネア→Shure SM57
バスドラ→Shure SM58

G→Shure SM57

B→Shure SM57
ただしサンズアンプからのラインも録音

オーバーダビング
Vo→RODE NT3

今回は写真でも分かるようにDrのトップをドラマーの頭の上数十センチのところに2本、右左に傾けてセットした。いつもは左右をもっと離しておくのだが、昔のサンレコでこういうやり方を語っていたプロデューサーがいて、これはおもしろそうだというのがあって採用してみた。出来上がりを聴いた感じでは、やっぱりステレオ感は薄れるが、自然でまとまりは出る。特にタムやフロアにマイク立てるのなら、こちらの方が良いかもしれない。

Drニイノくんにはそれなりに時間をとってチューニングしてもらった上で、仮録音をして音を確認、スネアのミュートやバスドラのチューニングを少し上げるなどの調整を行った。
初めスネアはポォーンという感じだったが、僕自身はもう少しスナッピーの効いたバシッ!という音が好みだったので、ミュートしようと言った。ルルーシンはミックスでリバーブ要求されることが多いのでなるべく余韻が少ない方が良いという面もある。

今回はギターアンプは僕のsunn the twinを使ってもらった。やはり前回録音のJC120よりは全然良い。前回と同様だけど今回も写真のようにsunnの周りはキャビネットなどでぐるっと囲んでDrへのカブリを防いだ。ドラマーがギター、ベースの音を聴き取りにくいことを心配していたが、演奏に問題はなかったようだ。

ボーカルの録音は僕が忙しくなってしまったため、カイダくんにお任せして、カイダくんと板村さんのボーカル録り。ボーカルの練習初めは音程が怪しかったが、完全に終了後聴くとばっちりで既にバランスも良かった。板村さんのダブルにしたところは声質に合っていてディレイなどの必要はないように感じた。とくにウゥーフン!てところはこれ以上ないくらい板村さんハマっていた。意外に演技力っていうかなりきり度というかそういうのあるね。
思ったより、速く終了して出来も良かったので、余計な緊張とかない分メンバー二人だけに任せた方がちょうど良かったのかもしれない。

ボーカルには全てフアリナ林田くんから借りたRODE NT3を使った。低音が少ない二人の声には必ずしも向いてないかな?と思ったがやはり落ち着き・質感が良い。

終了後軽くミックスしたがドラムの感じはかなり良かった。自分としてはバランス整えるだけで十分と言った出来上がり具合で満足度は高かった。

Garagebandのバージョンが上がっていたこと、新しいMacboookだったことは音質の向上に貢献したと思う。クリアで作業も速かった。

<付記>
時間 8時間
経費 ¥9,600
ただし、1曲。

0 件のコメント: