2008年11月6日木曜日

フアリナ、自宅でミックス

林田君ちでの最終的なミックスの前に事前に自分なりのミックスを済ませておく。
ギターは田中君とギターのみのミックスの時間をとったのでそれ以外ということになる。

全体に関して自分が考えたことはふたつある。

1、全体とボーカルのバランス
ボーカルが入ってきたときは「他の楽器を若干下げる、またはトータルコンプで同様の効果を出す」というのが定番のやり方だけど、せっかくのツインギターの音量を下げることになる。また、相対的にリズムマシンの音量も下がる。また、ミックスの作業はかなり煩雑で難しくなる(Logicなど他のアプリでグルーピング等を使えば結構簡単かもしれないが)。
こういう意味でボーカル以外のオケは一定の音量で、ボーカルが入ってきたときはその分音量が上がるようなミックスにした。トータルのコンプで多少はオケが下がる効果を期待する程度。

2、ベースとドラムマシンのバランス
前述のとおり、ドラムマシンのストップ&ゴーはあるけれど、基本1曲の中でリズムパターンはひとつで変わらない。メロディアスなベースと二本のギターでメリハリが付けられているという組み立てである。
ドラムが打ち込みではあるが、変化はないこと、ギターはかなり重厚に組み上げられていることを考えると
エレポップバンドやテクノみたいなつくりにしない方がいい。ドラムでノセることはあまり考えず、通常よりもベースを大きくしてドラムはそれほど強調しないようにした。

また、ボーカルの処理はブレスの音を削除したり、曲によってキツめにコンプ掛けたり、ロングディレイを掛けたりした。ダブルの曲は極力ディレイやリバーブ使わず、ダブルの効果だけでイケルようにしてみた。基本的に良い音で録れていると思ったものには極力エフェクトを使いたくない。

最近特にデジタルリバーブが気に入らないせいもある。
良い機材や良いプラグインで使い方を工夫すれば良いし、どういうリバーブであれ使った方が絶対いいときも勿論ある。でもやはり、人工的に響きをシュミレートするものであってデジリバ臭さが鼻につくとどうにも居心地が悪いときがある。そういう意味だからギターアンプのリバーブはいいの。
ライブハウスでのドラムに掛かるリバーブもあまり好きでない。

化学調味料を嫌うのと似てるかもしれない。ただ、自分は化学調味料は平気。味の素も、おそらくたっぷり使ってある中華も長浜元祖も大好き。

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